スイングについて
ボウリングのスイングについては、以下の動作に分けれます。
・ダウンスイング
・バックスイング
・フォアードスイング
スイングのフォームは、それぞれのスイングを正しく行うだけでなく、各々のスイングをスムーズに行うことが重要になります。
以下に、それぞれのスイングの説明を簡単に紹介します。
(※イラストでは細かい動作を表現できていない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。)
ダウンスイング
プッシュアウェイをした後に、ボールを円弧上に下げていき、最下点まで到達させるスイング動作のことをダウンスイングと言います。
バックスイング
ダウンスイングにより最下点までもっていったボールを円弧上に体の後ろ高く持っていくスイング動作のことをバックスイングといいます。
フォアードスイング
バックスイングにより後ろに持っていったボールを円弧上におろしてリリースするまでのスイング動作のことを言います。
スイングの流れとステップのタイミング
以下に4歩助走における各々のスイングの流れとスイングのタイミングの一例を紹介します。
(※人によってタイミングは異なります。)
1歩目:踏み出しとほぼ同時にプッシュアウェイでボールを前に送りこむ。
2歩目:踏み込む前にバックスイングに入り、踏み込んだ時にはボールが体の後ろにくるようにする。
3歩目:踏み込む直前にかほぼ同時にバックスイングが完了し、フォアードスイングに移る。
4歩目:踏み出す前にフォアードスイングでボールを前に振り下げ、踏み込みながらリリース動作に入る。
ダウンスイングのやり方のポイント
上体を起こしたままに保つ
ダウンスイングをする際にも、上体を起こしたままにしましょう。
重力を利用して振り下げる
腕の力で振り下げずに重力を利用して振り下げましょう。
ヒジを伸ばす
ヒジを伸ばして円弧を描くように振り下ろしましょう。
腕に力がかかっているとヒジが曲がりやすいので、適度にリラックスしましょう。
初心者がやりがちなダウンスイングのNG例
肩が極端に下がってしまう
ボウリング初心者はダウンスイングをする際に、ボールの重さに引きずられて肩が下がりすぎてしまいがちです。
肩が下がりすぎると体の軸がぶれやすくなるので、肩が極端に下がらないように注意しましょう。
力で振り下げてしまう
ボールを速く投げようとすると、ダウンスイングをする際に力で振り下げてしまうことがあります。
しかし、力で振り下げるとスイングのブレてしまいがちなので、初心者は重力に任せて振り下げるようにしましょう。
バックスイングのやり方のポイント
力をいれずに後ろに引き上げる
ダウンスイング時のボールの勢いにより、自然にボールが後ろに振り上がります。
この時、変に力を加えないことが大切になります。
自然に上がるところまで振り上げる
バックスイングは自然に振り上がったところまで振り上げます。
逆に自然に上がるところ以上まで力で振り上げないことが大切です。
初心者がやりがちなバックスイングのNG例
力で振り上げてしまう
バックスイングはダウンスイング時のボールの勢いに任せて自然に振り上げることが重要です。
しかし、ボールを速く投げようとして力で振り上げてしまう人もいますが、スイングの乱れにつながるのでやめましょう。
ボールの軌道が肩から離れてしまう
バックスイング時に、ボールの軌道が肩から離れてしまう人もいます。
ボールの軌道が肩から離れてしまうと、ボールのコントロール難しくなるので、ボールの軌道が肩から離れないようにしましょう。
変に力を入れずにボールの勢いに任せてバックスイングすれば、きれいにバックスイングすることができるでしょう。
体をねじらない
後ろに振ったボールにつられて体を右にねじってしまいがちです。
体をねじってしまうと体の軸がブレてしまうので注意しましょう。
フォアードスイングのやり方のポイント
自然に振り下げる
力を入れずに自然に振り下がってくるようにしましょう。
肩の真下に振り下ろす
変に力を加えていなければ肩の真下にボールが振り下がってきます。
逆に肩の真下から離れていれば、変に力を加えてしまっている証拠です。
初心者がやりがちなフォアードスイングのNG例
力で振り下げてしまう
ボールに勢いをつけようと力で振り下げてしまう人もいますが、力を加えるとフォームが崩れてしまいます。
フォアードスイングも重力で自然に振り下がるようにしましょう。
まとめ
今回はボウリングのスイングのやり方について紹介しました。
スイングはリリース動作に入る前の、ボールを振る動作のことです。
スイングには「ダウンスイング」、「バックスイング」、「フォアードスイング」があり、すべて正しいフォームでスムーズに行うことが大切です。
スイング全てに言える重要なポイントは余計な力を加えないことです。
余計な力が加わっていると、ヒジが曲がったり、ボールの軌道がズレたりして、コントロールが難しくなります。
そのため、適度にリラックスしてスイング動作をするようにしましょう。