ストライクをとってスコアアップしよう
ボウリング初心者の場合、とにかくピンの中央あたりに投げて、より多くのピンを倒してスコアをとろうとしている人が多いです。
また、そういった人たちはストライクは運任せの場合が多いと思います。
しかし、ストライクをとらないとボーナス得点が入らないため、多くのピンを倒せてもスコアが頭打ちになってしまいます。
そのため、ストライクを高確率でとれるようになることが、スコアアップのために重要になっていきます。
そこで、ここではストライクを高確率でとるための狙い方について紹介したいと思います。
ピンの中央は狙ってはいけない
ボウリング初心者はピンの中央(1番ピンの真ん中)にボールを投げてストライクをとろうとしてしまいがちです。
しかし、実はピンの中央にボールが当てても、ストライクが取れる確率はそれほど高くありません。
このことについて、以下に図で解説します。
1.1番ピンのジャスト中央にボールが当たると、1番ピン後方に飛ばされて後ろの5番ピンに当たります。
2.ボールが転がり2番ピンと3番ピンを斜め後方に倒します。
3.ボールがさらに転がり、8番ピン9番ピンが斜め後方に飛ばされます。
4.最終的に、4、6、7、10番ピンが残ってしまう。
もちろん、ちょうど1番ピンの中央に当たることは少ないので、この通りにはなりませんが、いづれにしてもどれかのピンが残る確率が高くなるのです。
ストライクを狙うときのポイント
1番ピンと3番ピンの間に当てる
ボウリング初心者はストライクをとるためには、ピンの中央にボールを投げた方がよいと思いがちです。
しかし、実際には1番ピンと3番ピンの間に当てた方が、ストライクを取れる確率が高いです。この場所をポケットといいます。
なぜなら、ここにボールが当たると、ドミノ倒しのようにピンが倒れていくからです。
また、1番ピンと3番ピン以外にも、1番ピンと2番ピンの間でも良いです。この場所を裏ポケットといいます。
ただし、ボウリング初心者の場合はまず1番ピンと3番ピンに当てる練習をした方が良いと思います。
入射角度は3~6度
ストライクを狙うには、1番ピンと3番ピンの間または1番ピンと2番ピンの間に当てた方が良いといいましたが、このときのボールの入射角度も重要です。
なぜなら、入射角度によってもストライクが取れる確率が変わってくるからです。
具体的に言うと、3~6度の入射角度で当てると、ストライクの確率が上がると言われています。
基本はフックボールを投げる
先ほど、入射角度を3~6度にした方がストライクの確率が高くなるといいましたが、これを実現するためにはフックボールを投げることが必要になります。
なぜなら、ストレートボールではこの角度で当てることができないからです。
また、カーブボールなどでも良いですが、ボウリング初心者はコントロールが難しいので、やはりコントロールしやすいフックボールでまずはストライクを狙うのが良いと思います。
スパッドで軌道を調整する
ボウリングの投げ方の基本でも紹介しましたが、基本的にはピンではなくスパッドを狙ってボールを投げた方が良いです。
なぜなら、スパッドの方がピンよりもだいぶ近く、狙いやすいからです。
そのため、ストライクを狙う際にも、スパッドの位置を見てボールの軌道を調整するようにしましょう。
立ち位置で軌道を修正する
狙った位置よりも左右にズレた場合、回転のかけ具合やボールを投げる方向を変えて軌道を修正する方法もあります。
しかし、ボウリング初心者がこれをやると、フォームが乱れてコントロールが悪くなる場合があります。
そのため、回転のかけ具合やボールを投げる方向を変えずに、立ち位置を変えることをおすすめします。