ダーツにおけるグリップとは?
ダーツの持ち方・握り方のことをグリップと言います。
ダーツはどんな方法で持っても投げることができます。
しかし、ダーツにはダーツに適したグリップというものがあります。
適した持ち方でグリップすることで、コントロールよく安定したダーツの投げるフォームをつくることができます。
ダーツのグリップの種類
ダーツのグリップとしてよく用いられているのが、「4フィンガー」「3フィンガー」「2フィンガー」「ペンシルグリップ(ペングリップ)」の4種類です。
この中でも「4フィンガー」と「3フィンガー」は断トツで主流のグリップだといわれています。
もちろんこの他にも、この4種類の亜種やプレイヤー独自のグリップを採用している人もいます。
ここでは、前述した4種類の持ち方について詳しく解説していきたいと思います。
ダーツのグリップ解説
3フィンガーの解説
【3フィンガーの特徴】
親指と人差し指でダーツを持ち、中指がガイド役になるグリップ方法です。
中指のガイドがあるので安定しやすく、リリース時に引っ掛かる可能性のある指も少ないバランスのよい持ち方です。
【3フィンガーの持ち方】
ダーツの重心に人差し指の第1関節と第2関節の間に置く。
ダーツの重心を親指の腹で軽く押さえる。
中指を斜め上からダーツに添えて安定させる。
中指はガイド役なので、そっと添える程度にする。
3フィンガーの完成。
4フィンガーの解説
【4フィンガーの特徴】
親指と人差し指でダーツを持ち、中指と薬指がガイド役になるグリップ方法です。
中指と薬指の2本がガイドになっているので、グリップが安定します。
ただし、投げる際に引っ掛かる可能性がある指が多いので、リリースが乱れる可能性が高くなるので注意が必要です。
【4フィンガーの持ち方】
ダーツの重心に人差し指の第1関節と第2関節の間に置く。
ダーツの重心を親指の腹で軽く押さえる。
中指を斜め上から、薬指を横からダーツに添えて安定させる。
中指と薬指はガイド役なので、そっと添える程度にする。
4フィンガーの完成。
2フィンガーの解説
【2フィンガーの特徴】
ガイド役の指がないのでグリップ時に安定しにくいですが、リリース時に引っ掛かる可能性のある指がないことがメリットがある持ち方です。
【2フィンガーの持ち方】
ダーツの重心に人差し指の第1関節と第2関節の間に置く。
ダーツの重心を親指の腹で軽く押さえる。
中指、薬指、小指を適度に立てて、バランスをとる。
(中指、薬指、小指を折りたたんだタイプもあるようです。)
2フィンガーの完成。
ペンシルグリップ(ペングリップ)の持ち方
【ペンシルグリップの特徴】
ダーツを鉛筆やペンを持った時のように、グリップする握り方です。
普段からよく握っている持ち方なので持ちやすい半面、力みやすい持ち方なので注意が必要です。
【ペンシルグリップの持ち方】
ダーツの重心に人差し指の第1関節と第2関節の間に置く。
ダーツの重心を親指の腹で軽く押さえる。
下から中指でダーツを支える。
ペンシルグリップの完成。
ダーツの握り加減について
ダーツのグリップは前述したとおり様々ありますが、すべて共通するのが握り加減です。
ダーツは力みすぎたり、余計な力がかかると、コントロールよく投げることができなくなります。
そのため、ダーツをグリップする際も、ダーツが落ちたり、すっぽ抜けない程度の必要最低限の力で握るようにしましょう。
まとめ
これまでダーツのグリップの種類やそれぞれの特徴について紹介しました。
ここで紹介した4種類のグリップ以外にも、様々な握り方でダーツを投げている人がいます。
プロでもスタンダードなグリップ以外の握り方をしている人が多いですから、こだわり過ぎずに自分が握りやすい形でグリップを決めるのも1つの良い方法でしょう。