トランプゲームには花札の遊び方に似ているゲームがあります。それは「カシノ」というゲームです。カシノは手札と場札の組み合わせにより、札を取っていくゲームで取った札によって点数が加算されていきます。取り方も様々あり戦略が必要となるので面白いですよ。そこで、今回はトランプゲームの「カシノ」の遊び方について紹介します。
「カシノ」はどんなトランプゲーム?
手札と場札を組み合わせてカードを取っていく2人で対戦するゲーム。札と同じ数字のカードを場札から取っていくのが基本的なカードの取り方だが、特殊な取り方として「テイク」「ビルド」があり、つけ札をしてから取ることもできる。手札と場札がなくなったら、ゲーム終了で点数表にしたがって点数を計算していく。ゲームを繰り返していき、先に21店を取った人が勝ち。
- 道具:トランプのみ
- 使用トランプ:52枚(ジョーカー除く)
- 難易度:★★★☆☆
- 推奨人数:2人
- こんな人にオススメ:花札の花合わせやこいこいのようのゲームをやりたい方
「カシノ」の基本の遊び方
遊び方の手順
- カードをよくシャッフルし、裏向きに4枚ずつ配る。
- 場に4枚表向きに場札として並べ、残りは山札とする。
- 順番に手札と同じ数字のカードが場札にあれば取っていく。
- 取れるカードがない場合は、手札からカードを1枚場に出し場札とする。
- 手札が無くなったら、山札から4枚ずつカードをとり、新しい手札とする。
- 手札も山札もなくなったら、1回目のゲームが終了し、得点をつける。
- このようにゲームを続けていき、先に21点獲得した方が勝ち。
このとき、テイク、ビルト、つけ札などできる場合はそれらをしてもよい。
※テイク、ビルド、つけ札は特殊な取り方を参照。
※得点は後述する。
- カード点:3点
- スペード:1点
- エース:1点
- スイープ:1点
- ビッグカシノ:2点
- リトルカシノ:1点
取得したカードの枚数が多いプレイヤー
スペードのカードを取得した枚数が多いプレイヤー
各マークのAを取得したプレイヤー(1枚ごと)
場札を全て取ったプレイヤー(回数ごと)
ダイヤの10を取得したプレイヤー
スペードの2を取得したプレイヤー
- テイク
- ビルド
- つけ札
手札1枚と同じ数字のカードが場札に複数枚あれば、手札1枚で全てとることができる。
手札1枚と合計が同じ数字になる2枚以上のカードが場札にあれば、手札1枚で1組とることができる。ただし、合計数は10以下でなければならない。
場札に手札を1枚つけておき、次の順番のときに「テイク」または「ビルド」でとることができる。ただし、つけ札を行った場合は次の順番のときに必ず取らなければならない。また、相手もそのつけ札を取ることができる。
ポイント
- なるべく多くのカードが取れる取り方をする。
- 点数の高いカードを取得していく。
禁止事項
- 相手のプレイヤーの手札は見てはいけない。
ローカルルール/追加ルール
- 場札を取った後、または、手札を場札に出した後に、山札から1枚めくるルール。山札が取れる場合は取って続けて取ってよいが、取れない場合は場札に加える。
「カシノ」のトリビア
- 「カシノ」はイタリアで盛んに遊ばれている「スコパ」というトランプゲームに似ている。
おわりに
今回は「カシノ」というトランプゲームの遊び方について紹介していきました。カシノは花札の「花札合わせ」」や「こいこい」のようなゲームです。ルールは単純ですが、札の取り方にバリエーションがあったり、取った札によって点数が異なるので、とてもおもしろいトランプゲームです。