トランプゲームの中には、同じカードゲームのUNOの原型になったゲームから派生したゲームがたくさんあります。「アメリカンページワン」というゲームもそんなゲームの一つです。「UNOやりたいのにトランプしか持ってない」というときは是非「アメリカンページワン」をやってみましょう。ということで、今回は「アメリカンページワン」の遊び方について紹介します。
「アメリカンページワン」はどんなトランプゲーム?
台札と同数字または同マークのカードを手札から1枚ずつ出していき、手札が1番最初になくなった人が勝ち。カードには特別な効果がある特殊カードがあり、特殊カードを戦略的に出すことが要求される。
- 道具:トランプのみ
- 使用トランプ:53枚(ジョーカー1枚入れる)
- 難易度:★★★☆☆
- 推奨人数:2~8人程度
- こんな人にオススメ:UNOのようなゲームを楽しみたい方
「アメリカン・ページワン」の基本の遊び方
やり方の手順
- トランプをシャッフルし、プレイヤーに5枚前後のカードを均等に配る。残りは山札とする。
- 山札からカードを1枚表面にして出して台札とする。
- 台札と同数字または同マークのカードを出して重ねていく。
- 出せるカードがない場合は山札から1枚引いて手札に加える。
- これを繰り返していき、手札を少なくしていく。
- 残り2枚目のカードを出すときは「ページワン」、最後のカードを出すときには「ストップ」とコールする。
- 1番最初に手札がなくなった人が勝ち。
(重ねたカードの1番上が台札になっていく)
※出したカードが特殊カードだった場合はその効果に従う。(特殊カードの説明参照)
(このとき出せるカードだった場合は出すこともできる)
※「コール」を忘れた場合は、山札から5枚カードを引いて手札に加えなければならない。
(得点制にする場合は、勝ったプレイヤーが他プレイヤーの残りカード枚数の合計分の得点が加算される。また、他プレイヤーは各々の残存カード枚数分の得点がマイナスされる。)
- 役札:20点
- 10,J、Q、K;10点
- その他:数字の点数
※ゲームを繰り返していき、あらかじめ決めた得点に早く達した人が勝ち。
- 8のカード/エイト Wild
- Jのカード/ジャンプ Skip
- Qのカード/クイックターン Reverse
- 2のカード/ツー Draw Two
- 3のカード/スリー
台札がどのマームのときでも出せるオールマイティカード。次の台札となるマークを指定できる。
次のプレイヤーの順番が飛ばされる。
順番が逆回りになる。
次のプレイヤーは山札から2枚取らなければならない。もし、次のプレイヤーが「2」のカードを出したら回避できる。それ以降も同様で、「2」を出せなかった人が出された「2」のカードの枚数×2枚を山札から取らなければならない。
次のプレイヤーは山札から3枚取らなければならない。もし、次のプレイヤーが「3」のカードを出したら回避できる。それ以降も同様で、「3」を出せなかった人が出された「3」のカードの枚数×3枚を山札から取らなければならない。
ポイント
- 最初に出したカードは特殊カードでも効果は無効とする。
- 最後に出すカードは特殊カードでもよい。
- 山札がなくなった場合は、1番上以外の台札をシャッフルしてから山札とする。
禁止事項
- 他プレイヤーの手札を見てはいけない。
- コールを忘れた際のペナルティはあらかじめ枚数を決めておく。
ローカルルール・追加ルール
- 特殊カードは場合によって以下のようにルールが異なる場合がある。
- 山札から取ったカードはそのターンで出せない。
- 出せるカードが出るまで山札から引かなければならない。
- 特殊カードを減らすまたは増やすルール。
- 同数字のカードがある場合は同時に出せる。また、特殊カードの場合は効果が2倍になる。
「ジャンプ」⇒JではなくAまたは7
「クイックターン」⇒Qではなく9
「アメリカンページワン」のトリビア
- 「アメリカンページワン」は「クレイジーエイト」というトランプゲームから派生したゲーム。
- トランプゲームに「ページワン」というゲームがあるが、これは「アメリカンページワン」とは異なるルール。
- 「アメリカンページワン」の他に「ラストワン」と呼ぶことがある。
おわりに
今回は「アメリカンページワン」というトランプゲームについて消化しました。アメリカンページワンはUNOのようなルールで遊ぶゲームです。UNOが手元にないときでもトランプを代用できるので、とても便利なゲームです。UNOのルールを知っていれば、すぐに理解できるゲームなので、是非みんなでやってみましょう。